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気になったことを紹介していきます!

「ジェフ・ベソス 果てなき野望」

 

正直、amazonに関してはあまり良いイメージは無かったし、

サイトもごちゃごちゃしていて好きではなかった。。。

どちらかというと、Appleスティーブ・ジョブス

Facebookマーク・ザッカーバーグの方が興味があり自伝も読んでいた。

 

ただ、この本を読んでみてベソスがやってきたこと、

目指しているものを知って感動しました!

 

本の中にもあった、

スティーブ・ジョブズの失敗」を繰り返したくない

それは、利益率が良いことばかりやらない。

利益率が良すぎると競合が出てきて、

価格競争が起こって市場支配ができなくなるからだそうだ。

 

実際、ジョブズiPhoneで魅力的で儲かるデバイスを作ってきたが、

そのおかげで、GoogleAndroid)などが参入してきている。

この考え方は、ベソスだからできたことで、

一般的には逆に考えるのが普通だと思う。

 

また、大きな企業が陥りやすい失策として、

通常、既存事業に影響のあるサービスには、

怖がって、投資をするのではなく潰しにかかる。

 

そんな中、ベソスは果敢に挑戦する。

出版業者が電子書籍Kindle)に挑戦したり、

クラウドサービスのAWSAmazon Web Service)をやったりと、

果敢に挑戦し、かつ成功している。

 

仕事柄、AWSを利用することも多いのですが、

とても便利で低価格な設定になっている。

(そのおかげでstartup企業が立ち上げに成功してる。

インスタグラム、ドロップボックス、フォースクエア、

タンブラー、ピンタレストなど)

 

低価格の方が、他社が入ってこずに独占できるし、

その安さに利用者も増えるという考え方だ。

 

この考え方は、結果論だとは思うけど、

どうせ出るかもしれない自社サービスをつぶしそうなサービスを、

自分から率先して投資し開発することで、

別の企業に自社サービスを奪われない様にする。。。

 

なかなかすごい事だな、と思う。

 

ただ、ベソスは会社内での振る舞いは、

ジョブズ並にかなり無茶をしてきたようである。。。

 

顧客第一主義な反面、社員内環境や取引のある

外部の企業とはかなりやり合っているし、

恐喝まがいの方法も実行している。。。

(顧客のことを考えて、低価格で提供するには

卸売り業者をたたかないと実現できないからね...)

 

その辺も含めた企業が、

amazonであり、

ジェフ・ベソス

なんだと思う。。。

 

久しぶりに刺激的な本を読んだ気がする。